どの家においても、自分の資産や負債がどれだけあり、月々の収支や年間の収支がどう推移しているかを把握することはとても重要です。
そのための手法はいろいろとありますが、圧倒的に簡単で手間暇がかからないのはマネーフォワードのような家計簿アプリの活用です。おすすめです。
日々の買い物をクレジットカード等のキャッシュレス決済で行うようにすれば、資産や負債というストック管理と収入・支出というフロー管理をマネーフォワードで自動的に実施することができます。
我が家も2015年からマネーフォワードを導入しました。月々500円かかる有料版を使用しています。まずは無料版で機能を試してみるということでもよいですし、マネーフォワード社の発表でも、1100万人の利用者のうち有料版の利用者は30万人弱にとどまっているそうです。ただ、5年以上有料版を使用してきた実感で言えば、年間6000円の有料版に切り替えた方が圧倒的にお得で便利です。
最初に各種口座と紐づけする手間はかかりますが、それ以降は入金や支出を自動的に記録してくれます。なお、現金決済でも個別に入力することは可能ですが、面倒なので、我が家は極力クレジットで決済するようにしています。
有料版の場合は、各講座の更新を一括で行えるため、無料版と比較してとても楽です。また、月ごとの収支、年間の収支、資産の口座ごとの内訳、預金や株式、投資信託といった種別の内訳や含み損益もすぐに確認できますし、過去のデータや資産の推移もフォローできるので、数字をベースとした分析や検証をすることができます。
こうした資産管理をマネーフォワード抜きに実施するということはとても不可能です。自分自身もマネーフォワードを通じて、適切な家計管理を行えていると感じています。
マネーフォワードは、お金の世界における地図アプリのようなものだと思います。常に現在地と向かっていく方向性を正確に示してくれます。過去のデータがフォローできれば、現在地に至るまでのこれまでの道筋も示してくれています。
私はとても方向音痴なのですが、グーグルマップのおかげで迷うことはなくなってきています。家計面でもマネーフォワードのおかげで少なくとも自分がどこにいるのか、これまでどういう道筋をたどってきたのかという迷いはなくなっています。
それにしても有料版の利用者が30万人程度にとどまっているということにはびっくりしました。それぞれの家計ごとのレポートや分析が月に500円で手に入り、それをもとに家計の改善ができますので、もっと多くの家庭で利用されてもよいと思います。
もし皆さんがお金の面でもやもやとした不安を抱えているのであれば、まずは家計面での正しい現在地点と方向性を簡単に確認できるマネーフォワードをすぐにでも導入することをお薦めします。有料版に切り替えるかは導入後での判断でよいのですが、家計の管理という観点では有料版への切り替えが正しい選択肢です。