家計管理

夫婦としての家計管理の必要性

単身者でない場合、夫婦として家計管理を行うか、夫婦が別々に家計管理を行うかは悩ましいところです。

実際には、夫婦が別々に家計管理をしたり、一定のお小遣いあるいは生活費を渡したりするという家庭も多いと思います。

配偶者との関係やプライバシーの問題もありますので、正解は一つではないのですが、家計管理という観点では、収入・支出や資産も、基本的には、家族として集約化し、情報共有した方がよいと思います。

配偶者の収入や資産がどれくらいあるのかわからない、あるいは配偶者がどの程度支出しているかわからないということになると、家計管理という点で大きな穴が開いている状態になるためです。

この点、一馬力の場合は、収入が一元化されているので、比較的シンプルです。我が家も現時点では一馬力であるため、自分の収入をマネーフォワードに紐づけ、夫婦のクレジットによる支出もマネーフォワードで管理しており、資産もガラスばりにしています。

共稼ぎの場合はもっと事情が複雑でしょうね。ただ、夫婦間で、収入・支出・資産の管理が共有されていないというのは、個人の自由という意味ではプラスでしょうが、家計管理という意味では正しい現状分析や情報共有がなされず、リスクが大きいです。様々な問題が表面化せず、将来に問題を先送りすることになりかねません。

①婚姻後の夫婦の収入は夫婦の収入としてまとめて管理する、②家族としての支出は①の収入から捻出し、残った貯蓄を運用に回す、手法としては、マネーフォワードでまとめて管理することとし、夫婦がそれぞれアクセスできるようにしておくという形にしておくのがよいと思います。

マネーフォワード(有料版)は、紐づけさえすれば自分名義のものだけでなく、家族の口座やカードもまとめて何口座でも管理できます。逆に、ガラスばりにすることが嫌であれば、紐づけしない口座やカードを一部残しておく(あるいはそうした口座やカードを別途開設する)ということも可能です。

婚姻後の資産形成は夫婦がそれぞれ寄与したものとして扱われます。こうしたことを考えると、収入・支出・資産といった家計管理を夫婦としてまとめて行い、マネーフォワードというツールを使って、夫婦間で日頃から情報共有を図るということがとても大切だと思います。

なお、お金の使い方そのものをどうするかは、それぞれの家庭での優先順位や個人としての価値観があるので、別途の議論が必要です。そういう使い方の議論とダイレクトに連動させるともめることになりかねません。なので、まずは、家族としてのお金のフローとストックを見える化しましょうというのが今回のお話です。

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ひみえし
ひみえし
中年会社員。妻と1男1女の4人家族。 2級FP。投資、家計管理、情報発信など個人としての生活力の向上に取り組んでいる。